前回→【https://mebirip.blogspot.com/2022/09/blog-post_19.html】
このご時世になってネットに様々な格ゲー上達法が散見されていますが、
「色々調べ物すんのめんどくせえ!」って人向けにそれらの上達法をまとめて
効率よく格ゲーを上手くなってもらい楽しんでもらおう、という思いに至り執筆しています。
自分の様なお馬鹿changでも楽しめるようになったのでフ●ミ通位には信用してください。
第4回目にして、最終回となります。
前回、前々回とで、初心者に向けての格ゲー上達法を紹介しました。
そして今回は、これまでの格ゲー講座でセオリーを身に付けた人のために、
格ゲーうまお達が対戦でよく使うテクニックをいくつか紹介したいと思います。
あくまで、セオリーを理解した上でご参照になることを、強くお勧めします。
【詐欺飛び】
詐欺飛びとは、ダウンを取った相手に対して、
着地ギリギリのジャンプ攻撃(←か↙に入力したまま)を、
相手の起き上がりにピッタリと重ねるテクニックのことをいいます。
恩恵としては、相手が起き上がりにガードを選択していた場合は
そのままセットプレーへ移行することができ、無敵技を振られた場合は
自動的にガードが間に合う、というローリスクハイリターンな状況を作ることができます。
詐欺飛びの理屈を知らない相手には一生通る択なので、
通称「初心者チェッカー」と呼ばれていたりします。
ダウンが取れればどんな相手にも詐欺飛びを狙うことができるので、
可能ならば、起き攻めには毎回に詐欺飛びを合わせられるようになると、
この後に紹介するテクニックも同時に通りやすくなります。
そんな強すぎる性質をもつ詐欺飛びですが、
リバサバクステ(リバーサルバックステップ)の無敵時間で避けたり、
最悪でも喰らい逃げ、といった対策は可能です。
ただそれすらも読まれると、バクステの隙に手痛いダメージをもらってしまうこともあるので、
詐欺飛びはしっかりガードして、ゲージを使ったシステム技などで切り返すのが得策です。
【スカし〇〇】
詐欺飛びに対して無敵技を振らず、ガードを選択することが多くなってきた相手に対して、
有効打となるテクニックです。具体的には、「スカし下段」、「スカし投げ」といったものがあります。
スカし下段とは、詐欺飛びをする時に、あえてジャンプ攻撃を出さずに着地して、
すぐにしゃがみAやしゃがみBなどの下段対応技を振ってセットプレーを狙うテクニックを指します。
スカし投げは、その下段対応技の部分を「投げ」にした場合の択のことをいいます。
どちらもリバサ無敵技に対しては弱いので、まずは詐欺飛びを重ねまくって、
ガード意識をしっかりと植え付けさせてから狙うのが効果的です。
【ファジー防御】
ファジー防御とは、相手の複数の選択肢に対して、
あいこ以上を取れる「仕込み行動」のことをいいます。
相手の攻めをローリスクで凌ぎやすくなるテクニックなので、
それぞれのファジー防御の仕組みを理解しましょう。
①ファジーガード
起き攻めなどで中段と下段の2択を迫られたとき、多くの2D格闘ゲームでは
中段技のほうが発生が遅い傾向にあります。それを利用し、防御側は先にしゃがみガードを行い、
その後すぐに立ちガードへとガード方向を素早く切り替えることで、
どちらの攻撃も防ぐことができるテクニックです。
つまり、中段と下段の「時間差」をうまく利用することで、被ダメージを抑える技術になります。
②ファジー投げ抜け
遅らせ投げ抜けともいいます。
ほとんどの格闘ゲームは投げを外すと、大きな隙が生まれてしまいます。
しかし、相手が密着状態で打撃を振るタイミングとほぼ同時に投げ(ガードしながら)を
入力することで、打撃がきた場合は普通にガードができ、
投げがきた場合は投げ抜けが成立する、というテクニックです。
③ファジージャンプ
これはファジーガードとよく似ていて、ファジーガードが「↙>←」でのガードの繰り返しに対し、
ファジージャンプは「↙>←>↖」を相手の打撃の合間合間に入力するだけです。
コツとしては、最初はファジーガードでガードをしておいて、
相手との距離が離れてきたらファジージャンプに切り替えるのがオススメです。
④ファジーコパン
主に詐欺飛びに対して、ジャンプ攻撃のタイミングとほぼ同時に
立ちA(ガードしながら)を仕込むテクニックです。
これができると、スカし投げやスカし下段、それから空中ダッシュができる格ゲーでの
低ダ(低空ダッシュ)空中攻撃などを防ぐことができます。相打ち以上になれば充分。
普通に詐欺飛びだった場合はジャンプ攻撃をガードすることになるので、
大幅に有利は取られてしまいますが、そこはケースバイケースで。
立ちAが相手のしゃがみ状態に当たらないキャラも稀にいるので注意。
⑤ファジーバクステ
相手の攻撃と攻撃の間にバクステを仕込むテクニックを指します。
狙い所はファジージャンプのタイミングと同じで、
相手の打撃に合わせて「↙←N←」を繰り返し入力しましょう(N=ニュートラルの略)。
これらのファジー防御を扱えるようになると、今まで何となく喰らっていたコンボも
手癖で防げるようになり、落ち着いた立ち回りができるようになっていることでしょう。
【空対空】
みなさんが普段おこなう対空は「地対空」といい、ある程度予測をたてて、
相手の飛び込みにタイミングを合わせて、前AやしゃがみCなどの対空技を振りますよね。
ですが外した時の隙が大きく、2段ジャンプや対空ずらし技をされて、こちらのターンになるはずが
逆に相手のターンになることもあったかと思います。そんな時に役に立つのが
「空対空」というテクニックです(GBVSでは必要ないので飛ばしてください)。
基本的には、前ジャンプをした瞬間にジャンプAを素早く2回入力しておき(画面内では1回だけ)、
ジャンプAがたまたま空中にいた(きた)相手に当たった時は、続けてジャンプAが出るので、
そこからジャンプB>ジャンプキャンセル>ジャンプC>空中必殺技~などで
ダメージを稼ぐことができます。ここの繋ぎはキャラによって違うので、色々試しましょう。
そして、前ジャンプAでの空対空を振った時に、相手が地上にいて空振りした時は、
後ろ空中ダッシュや後ろ2段ジャンプで一旦距離を取り、ローリスクで様子見することができます。
この動きを繰り返すだけでも、相手からすると、驚くほど近づきにくくなります。
この一連の流れから、急に空中ダッシュや、着地後に低空ダッシュで近づいたり、
地上からダッシュして触りにいくのが、コンボゲーのベターな攻め方といえます。
つまり空対空とは、対空兼様子見兼飛び込みもできる、一石三鳥のテクニックなのです。
まあ、地対空と比べてコンボダメージは低く、当たった時のアドリブも死ぬほど難しい上に、
キャラや高度によってはダウンまでもっていけないこともあるので、
活用するかは、あなたの格ゲー力次第です。
空対空が安定するようになれば、それはもう「中級者」と名乗ってよいでしょう。
【リバサ歩き投げ】
「コイツぅー!!殺してやるッ!!」と思われるテクニック、その①。
自キャラが無敵技をもっていて、相手が地上から起き攻めを仕掛けてきた時に、
リバサで前に歩いてor走って投げるだけです。無敵技を警戒する相手ほど、よく当たります。
前に入れ続けているので、起き上がりに攻撃を重ねられていたら当然ダメージは受けます。
相手の裏の裏をかく行動なので、決まるとチョー気持ちいい代わりに
友達を1人失う危険性もあるので、用法・用量に気を付けてお使いください。
【逆択】
「コッ・・・コロ!」なテクニック、その②。
セットプレーで特定の技をガードされた後(GBVSのオーバーヘッドアタックなど)、
微不利(ガードは間に合うが、相手が先に動ける状態)を背負った状態で、
ガードを選択せずに、無敵技をパナすテクニックのことを逆択といいます。
これを何度か相手に通すと、次から微不利の技をガードさせた後に、
相手は様子見してガードを固めやすくなります。
そうなったらもうこっちのもんなので、ダッシュして投げにいきましょう。
リバサ歩き投げと違って、逆択は咎められるまで擦った方が効果的です。
読み合いを1つ増やすことができますし、使わない手はないでしょう。
【受け身狩り】
受け身狩りとは、こちらの空中コンボ中や、地上ダウンをしている相手に対して、
意図的に空中受け身や後方受け身を誘発させ、ダブルアップを狙うテクニックのことをいいます。
(GBVSやUNIclrでは受け身狩りはできませんのでご注意)
空中受け身を狩る場合は、なるべく低い高度で受け身を取らせて、
空中ガード不可の対空技(しゃがみCなど)や、空中投げを狙うと効果的です。
パターンに入ると、そのままKO・・・なんてこともありますので、狙う価値は高いといえます。
と、いうことで格ゲー講座はここまでになります。
格ゲーうまおになるために必要なことは全て書いたつもりなので、
あとはみなさんの努力次第で、格闘ゲームは一生遊べるコンテンツへと変貌します。
まぁその難しさ故、カジュアル層が定着せずロビーに人がいないのも事実ですが・・・w
自分を格ゲーの道に誘ってくれた人と、もう9年近くは一緒に楽しく遊ばせてもらっていますが、
たった二人だけでも真剣になれるし、こんなに熱量をもって遊べるジャンルは
格ゲー以外ないと思います。誘ってくれたこと、今でも本当に感謝しています。おかげで最高に幸せ。
では、このへんでお開きとさせていただきます。お疲れさまでした~。