前回→【https://mebirip.blogspot.com/2022/09/blog-post_34.html】
このご時世になってネットに様々な格ゲー上達法が散見されていますが、
「色々調べ物すんのめんどくせえ!」って人向けにそれらの上達法をまとめて
効率よく格ゲーを上手くなってもらい楽しんでもらおう、という思いに至り執筆しています。
自分の様なお馬鹿changでも楽しめるようになったのでフ●ミ通位には信用してください。
第3回目になります。とりあえず格ゲー上達法のリストを再掲。
①スマホのメモ帳でメモを取る癖付けをする
②ゲーム内チュートリアルをクリアしてシステム理解を深める
③チャレンジモードを片っ端からクリアする
④自キャラの対戦動画を見て使い手の動きを参考にする
⑤トレーニングモードを使いこなす
⑥強い連携やセットプレーを覚える
⑦アーケードもしくはVSモードでCPU相手に勝ち越せるようにする
⑧実力差の近い相手と対人戦で10本先取をする
⑨負けた試合をリプレイシアターで振り返る
⑩ ③~⑨を繰り返す
第2回目では①~⑤の項目を説明しましたので、
今回は⑥~⑩の項目について話していきたいと思います。
では早速いってみましょう。
⑥強い連携やセットプレーを覚える
読み合いや対策は格闘ゲームの醍醐味ですが、
そもそも格闘ゲームが得意でない人には難しいことです。
そのハードルを越えるには何をしたらいいかというと、「セットプレー」です。
頭を使わなくていいから、「とりあえず、この動きをやる」ということを意識していくと、
それ以外のことが見えるようになってきます。パターン化は相手にバレやすいんですが、
まずはそうやって慣れるのがオススメ。アドリブをきかすことって相当難しいですからね。
例えばGBVSでは「しゃがみLorジャンプM>近立ちLLL」や「しゃがみL>近立ちL>しゃがみL」、
UNIclrやMBTLでは「↓A>↓A>↓B>↓C」や「空中BorC>↓A>↓B>↓C」、
P4U2では「しゃがみA>しゃがみA>立ちAA」や「ジャンプB>立ちAA>立ちB」、
BBCFでは「しゃがみA>しゃがみA>立ちB>立ちC」や「ジャンプBorC>立ちB>しゃがみB」、
Rev2では「立ちK>近距離S>足払い」や「ジャンプSorHS>近距離S>遠距離S」など。
そこで、最初の攻撃が当たったら何をする、ガードされたらどうするというのを決めておいて、
それをちゃんと行うことが大事になります。俗にいう「ヒット確認」ですね。
(ヒット確認の練習をする場合は、トレモのオプションでガード設定を「ランダム」にしましょう)
そして、それを発展させると、双方どちらかの技が触った後の有利、不利を考えるようになります。
有利だったらこうする、確定ポイントはしっかりおさえる、というようにセオリーがあるので、
そのセオリーを守れるプレイまで到達すると、逆にそれを裏切る動きを考えたりして、
あなたのプレイに深みが出てきます。アドリブを考えるのはそういった部分からですね。
「そもそも格闘ゲームが苦手な人は有利や不利が、わからないのでは?」、と思われた方。
わからないからこそ、これが当たったらどうするという「セットプレー」を決めておくわけです。
攻撃が当たった、当たっていないを意識するだけでしばらくはOKです。あとは強い技、
軸となる動きを覚えておくのも重要です。慣れてきたらいろいろ引き出しが増えていきます。
話は変わりますが、有利、不利の話題で必ず耳にするのが「フレーム」という単語です。
まーまーとりあえず今は何も聞かず、以下のサイトで自分のキャラをクリックして、
各技の「onBlock」または「Advantage」もしくは「Frame Adv」の欄に、
「-(マイナス)〇〇F」ではなく「+(プラス)〇〇F」と書かれた技を探していってください。
GBVS→https://www.dustloop.com/w/GBVS/Frame_Data
UNIclr→https://wiki.gbl.gg/w/Under_Night_In-Birth/UNICLR
MBTL→https://wiki.gbl.gg/w/Melty_Blood/MBTL
P4U2→https://www.dustloop.com/w/Persona_4:_Arena_Ultimax_Remaster
BBCF→https://www.dustloop.com/w/BlazBlue:_Central_Fiction
Rev2→https://www.dustloop.com/w/Guilty_Gear_Xrd_REV_2
・・・見つかりましたか?
その「+〇〇F」と書かれているのが「有利」、
つまり、その技をガードさせた後に、相手より先に動けることを意味します。
ですので、こういった技を軸にするだけで、相手にとっては相当厄介になります。
「強い技」というのは、このように有利を取れる技だったり、
目をこらさないと立てない高速中段だったり、
固め中に表裏を迫ることができる技だったり、コマンド投げとかのことを指します。
そして、「強い連携」とは、セットプレーからそれらの「強い技」を押し付けることをいいます。
対戦で勝つためには、「強い技」や「強い連携」を少なくとも2~3個覚えることが重要です。
④の項目を振り返り、改めて大会動画で自キャラの動きを見ると、
「これって、こういうことだったんだ!」と、また新たな発見をすることでしょう。
あとは、自キャラのガトリングルートを知っておくのも大切ですね。
GBVSは目押しが主体なのでそんなに気にしなくていいですが、
一般的なコンボゲーでは「どの技からどの技に繋げられるのか」を知っておくと
ガードされても隙が少ない技にキャンセルしたり、応用が利くので覚えて損はないですね。
前述したサイトに記載されているので、トレモで確認できない部分があれば補足しましょう。
⑦アーケードもしくはVSモードでCPU相手に勝ち越せるようにする
「CPU相手に練習する意味あるの?」と思われるかもしれませんが、
わりとセオリーな戦い方をしてくるので、動きの参考になることもあります。
逆にいえば、CPUに勝てないということは、セオリーを守った戦い方ができていないことになります。
対人戦へ出向く前のウォーミングアップとして、色々なキャラに3連勝はできるようになりましょう。
まずはメニュー画面でシステム設定を選び、CPUのレベルを最大まで上げて、
アーケードかVSモードで実際に戦ってみてください。最初は同キャラ戦がオススメです。
CPUなので、いくつか用意されたパターンを繰り返してくるだけではありますが、
それでもはじめは相手の行動を咎めるのが難しいと思います。
ではどうするか? そのパターンを真似しましょう。
格ゲーは相手が嫌がることをし続けなければ勝てません。とはいっても相手はCPUなので、
嫌がっているかどうかは、そのパターンが通るかどうかで判断してください。
⑧実力差の近い相手と対人戦で10本先取をする
とうとう練習の成果を発揮するときがきました。これまでの全てを対戦相手にぶつけてみましょう。
CPUが相手でも、プレイヤーが相手でも、強い連係を使ったり、
データを元に攻略したりする要素は一緒です。ただ、相手がプレイヤーだと、
攻略が付き詰まったとしてもそれがゴールになりません。
そこからグルグルと回り始めるのが対人戦の面白いところだといえます。
あとはアプローチの仕方で、同じキャラでもまるで違うキャラになるのも特徴ですね。
読み合いの初歩としては、とにかく技を出してくるタイプなのか、
困ったらガードするタイプなのかを判断しましょう。よくガードするならば投げを混ぜるとか、
技を出してくるから打撃を出すとか、それだけでも「読み合い」になります。
そこに始まり、極まってくると特定のセットプレイに対して読み合えるようになって、複雑になります。
相手のパターンを見極めて攻撃を通せたら、ものすごく気持ちがいいですよ!
そして、同じ人とずっと対戦していると、「この人、こればかりやる」というのがわかってきます。
その対応にはいろいろな答えがありますが、その癖を見切ってやるのが
人読みの第一歩かなと思います。
⑨負けた試合をリプレイシアターで振り返る
まずは、対戦お疲れさまでした。
実はこれが、強くなるために一番大切な項目です。とりあえず、負けた試合から見ていきましょう。
自分の動きをリプレイで見返すと、まー酷い動きしてますよね。最初はみんなそうでした。
リプレイで注目すべきポイントは、大会動画の見方とほぼ一緒で、
「ラウンド開始時に相手はどんな行動を取っているのか」、
「どうやってこちらに触りにくるのか」、「触られてからどんな技で崩されているのか」、
「こちらの攻めをどうやり過ごしているのか」、「遠距離では相手は何をしているのか」、
「ダウンを取ってから相手はどういう行動をしているのか」、これらに焦点を置きましょう。
そうして見ていく内に、自分のどの行動に対してダメージを取られているのかがわかります。
それがわかれば、改善点が見えてくると同時に、ダメージの取り方を相手から学ぶことができます。
負け試合ばっかり見るのもアレなので、勝った試合もついでに見ておきましょう。
どの攻撃がよく当たっているのか、というのがわかれば、
その技を軸にして、ダメージ効率の良いコンボも狙いやすくなります。
「何故勝てたのか」、「何故負けたのか」を明確にすることは、
些細に見えて、実は案外難しい要素だったりするのです。
⑩ ③~⑨を繰り返す
これは特に説明する必要はありませんね。
周回した分だけ、知識、コマテク、アドリブ力が身につくので、真摯に取り組みましょう。
3周する頃には、真の意味で、格ゲーの面白さに触れることができるでしょう。
今回はここまで。
次回は、ここから更にスキルアップするためのテクニックを伝授したいと思います。
お疲れさまでした~。